主人公は警察の緊急通報指令室のオペレーター。実は現場捜査で問題を起こした刑事で、明日は聴聞会に出席することになっています。そんな夜に一本の電話。誘拐された女性が車中から通報してきました。ここで、単なるオペレーターではない主人公が事件解決に向けて動き始めます。
という展開から、アクション主体の捜索劇を期待すると裏切られます。舞台は緊急通報指令室のみ。顔が見えるのオペレーターだけ。残りの出演陣は声のみ。とても斬新なプロットです。
物語は緊張感を維持しながら進み、段々不穏な気配が漂ってきます。主人公以外は声だけしかわからないため、観るもののイメージする映像が百人百様になる稀有な映画です。
絶対おススメの映画。アカデミー賞やサンダンス映画祭で受賞したのも納得です。