映画 ダイナー/Diner 究極の六倍

 Diner_01_IMG_4500.jpg  Diner_02_IMG_0240.jpg
 映画「ダイナー/Diner」がWOWOWで放送されたので観てみました。グロテスクかつハードボイルドなハラハラドキドキの展開、キャラの立った登場人物たち、そして、今すぐ食べたくなるような料理の数々、といった原作小説(平山夢明)の面白さをどこまで表現しているのか、興味津々でしたが、公開時の予告編で感じたとおり、原作とは別物のエンターテインメント作品でした。

 キャストは相当豪華ですが、使い方がもったいない(笑)。カウボーイ(斎藤工)とディーディー(佐藤江梨子)はもっと登場させてほしかったですが、そうすると放送できないから無理だと納得w 原作のイメージを最も引き継いでいるのはこの二人とスキン(窪田正孝)くらいでしょうか。

 蜷川作品らしい色彩豊かな映像は映画として映えていますし、原作の持つ国籍不明感も漂わせていて、独自の世界を作り上げています。ただ、2時間程度の限られた時間では原作の世界を表わしきれないと判断して、ストーリーをそれなりにアレンジしたのかな、と勝手に推察。

 原作通りにする必要はないですし、監督独自の解釈で作り上げるのが映画化の意味だとおもうので、これはこれで面白い作品ですが、原作を忠実に映像化したバージョンを観たいのも本音。タランティーノだといいかも、とふと思ったりしました。そして、「究極の六倍」をもっと描いてほしかった。